その他のバグキー


■マッケロイ 1938B デラックス
McElroy 1938B Deluxe
 1938年、デラックスタイプのマッケロイ・バグが出されたが、その初年度の製品のマッケロイ 1938B デラックス。相場は良品だと450ドル以上。


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■1938D マッケロイ・バグ
1938D McElroy bug
 1938年、デラックスタイプのマッケロイ・バグが出されたが、その初年度の製品。大理石とベークライトの合成語であるマーベライト(Marbleite)と呼ばれる大理石を思わせる素材と、まだら状の独特な塗装色が特徴である。またTバー状のフレームも、この時代のマッケロイの特徴となっている。
 相場は一般に、良品で250ドル以上、汚れや破損があると150ドル以下のこともある。


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■マッケロイ マックキー
McElroy Mac-Key
 1938年製のマックキー。


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■マッケロイ 1936A
McElroy 1936A
 マッケロイ 1936A。シリアル番号は7,000番台。二つの分銅のうち一つは社外品と思われる。相場は良品だと400ドル以上。


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■マッケロイ A-400
McElroy model A-400
 1941年ごろの製品。マッケロイ A-400は、Tバー状フレームのマッケロイ・バグと、失われた環(ミッシングリンク)の関係にあるバグキーである。つまり、マッケロイ・バグのフレームは鳥居のようなπ型をしているが、マッケロイ A-400は鳥居の形ではなくて、「コ」の字を左に90度、傾けた形をしている。また接点も縦に立った柱のような構造になっている。
 良品の相場は750ドルか、それ以上。


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■マッケロイ P-500
McElroy model P-500
 1941年型のマッケロイ P-500。このP-500は重くて大きくてどっしりしているのが特徴で、相場は良品だと150ドル以上。


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■マッケロイ S-600 ストリームキー
McElroy S-600 Streamkey
 有名な涙滴型のマッケロイ S-600 ストリームキー。S-600としては後期の1941年型である。相場は良品だと400ドル以上。


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■マッケロイ・ジュニア
McElroy Junior Bug
 金属板から型を打ち抜いて作った単純構造のバグキー。しかしマッケロイ・ジュニアは僅かしか製造されなかったため、入手は非常に困難となっている。


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■ブンネル J-36
Bunnell J-36
 1942年の作。米軍が第二次世界大戦を闘うためにバイブロプレックスとライオネルもJ-36バグキーを製造したが、中でも入手困難なのがこのブンネルのJ-36である。写真のシリアル番号は2312番。相場は良品だと250ドルかそれ以上。


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■ブンネル・ゴールドバグ
Bunnell 'Gold Bug'
 あまりに有名なブンネル・ゴールドバグ。1920年前後の作。


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■ブンネル・ゴールドバグ
Bunnell 'Gold Bug'
 313番という初期のシリアル番号が刻印されているブンネル・ゴールドバグ。


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■ゴー・デビル
'Go-Devil' Bug
 デビル(悪魔)の名が付く珍しいバグキー。米国ニューヨーク州北部のポキプシー市にあるエメリー(A. H. Emery)の家の地下室で製作された。


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■GHD GD907WS
GHD GD907WS
 日本のGHDキー社のバグキー。
 フルオートとセミオートを切り替えられるバグ型キー。長点側のシャフトをロックするとセミオートになる。光モニターが付いていて、短点だと緑、長点だと赤に光る(光モニターを消すことも可能)。
 設計者によるとギリシャ神殿をモチーフにしたという。基台とパーツは鏡面加工されている。メーカー希望価格は約10万円。


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■A&Wマッカーシー・バグキー
A & W McCarthy Bug Key
 ニュージーランド北島のオークランドにあるコムセンターがコレクションしている電鍵である。電鍵コレクターのロジャー・ウィンサーも同じ電鍵を持っているが、彼のものは基台が緑色の合金を素材としている。ロジャーは1968年にマッカーシーの販売店で購入したという。耐久性に優れ、何十年たっても故障しないそうだ。


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■ハイモンドのBK-100
HI-MOUND BK-100
 1960年代の半自動バグキー。日本のハイモンド・エレクトロ社製。非常にゆっくりと短点を自動連続送信できるのが特徴であり、他の追随を許さない。この特徴からBK-100を初心者に勧めるOMが多い。


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■ハイモンドのバグキー BK-200“マグネティック・バグ”
HI-MOUND BK-200 "Magnetic Bug"
 日本のハイモンド社製。既に故人となった高塚氏が1999年にアマチュア無線への想いを込めて設計・製作したもの。短点を連続送出するために磁石の力を利用している。BK-200は少量しか製造されず、まもなく生産停止になった。


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■SPEED-X 501 レ・ローギャン
SPEED-X MODEL 501 'LES LOGAN'
 SPEED-Xというと、小型の縦振れ電鍵のイメージが強いが、バグキーもあるのだ。
米国カリフォルニア州サンフランシスコのレ・ローギャン社(Les Logan Co.)の製品。このSPEED-Xのバグシリーズにはモデル500や515などもある。


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■Schurr バグキー
single lever paddle
 ドイツSchurr社の製品。2000年製。


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