◆MAN
manual
「手動」の略。トランシーバの「VOX」（Voice Operated Relay）またはボイス・コントロール機能を停止して手動に切り替えるためのスイッチの略称として用いられている。「ボイス・コントロール」「VOX」を参照。

◆MC
Master of Celemony
「マスター・オブ・セレモニー」（司会者／進行役）のこと。同一周波数・同一チャンネルで複数局が交信するときに通信順を決めたりして交信をスムースにする局。マイク・コントロール（microphone control）ということもある。

◆Mac-Key
McElroy Mac-Key
マックキー。米国マッケロイ社が製造した電鍵の愛称。半自動のバグキーで有名だが、ハンドキー（縦振れ電鍵）も製造した。

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◆McElroy
McElroy
マッケロイ。バイブロプレックス（Vibroplex）と並ぶバグキーの製造元として有名なメーカー。ベースに黒と白のチリメン模様の大理石調の塗装が施されているバグキーに人気がある。第二次世界大戦以前に一世を風靡し、現在もコレクターたちの間で人気がある。他にクロームベースの縦振れ電鍵なども製造した。デザイナー（創業者）はモールス通信の達人だったため、その設計は低速でも高速でも打鍵しやすいとしてプロの通信士たちに広く愛された。戦後にアマチュア無線が普及したころには製造を停止していたため、黒と白のチリメン模様の大理石調の塗装が施されているバグキーは品薄になっている。

◆MF
medium frequency
「中波」の略称。中波帯の周波数は300kHz〜3,000kHz。なお、LF（長波）の周波数は30kHz〜300kHz（波長は10km〜1km）、HF（短波）は3MHz〜30MHz、VHF（超短波）は30MHz〜300MHz、UHF(極超短波、300MHz〜3,000MHzである。

◆MFJ
MFJ Enterprises, Inc.,
アマチュア無線用の関連機器の米国ブランド名、そのメーカー名。エレクトロニック・キーヤーなどが人気商品。MFJ社は1972年に Martin F. Jue （K5FLU）が創業した。 。

◆MHz
megaherz
「メガヘルツ」を表す略称。電磁波や振動や音波などの周波数の単位。1秒間に100万回振動する波動。MHzの1,000倍はGHz、MHzの1,000分の一はkHz。

◆MIC
microphone
「マイクロホン／マイク」の略称。

◆MIX
mix
ミックス（混ぜること）またはミクサー（周波数混合回路や複数のマイクの混合器など）の略称。

◆MS
Meteor Scatter communication
宇宙通信（space communication）の一種「流星散乱通信」の略称。流星が電離層に飛び込んだときに生じる散乱（scatter）を反射体として利用し、見通し外との交信をおこなう手法。主に144MHzなどのVHF帯でおこなわれている。ヨーロッパとアメリカに愛好家が多い。モールス符号による高速CW通信（HS-CW）により、主に144MHz（144.100MHz ± 2kHz）で流星散乱通信の試みがおこなわれている。KM5PO（以前はKD5BUR）の「流星散乱を経由する高速CW通信」（High Speed C.W. via Meteor Scatter）を参照。「HS-CW」を参照。

◆MUF
maximum usable frequency
無線工学用語でいう「最高使用周波数」の略称。MUFとは、ある特定の距離の2地点間で電離層反射を利用して通信するときに使用できる最高周波数のこと。なお、ある特定の距離の2地点間で電離層反射を利用して通信するときに月間平均90％の確率で通信できる周波数をFOT（frequency of optimum transmission / frequency of optimum traffic：最適使用周波数）という。 FOTはMUFよりも予測平均で15％低いと定義されている。他方、地上からの電波が電離層のD層やE層を通過するときは電離層の影響で減衰をするが、周波数が低いほど減衰は激しくなる。こうした減衰に耐えてD層やE層を通過できる最低周波数がLUF（lowest usable frequency：最低使用周波数）である。

◆M型同軸コネクタ
M-type coaxial connector
アマチュア無線局で広く用いられているネジ結合型の同軸コネクタ。144MHzまで使える。インピーダンスの乱れを減らした改良M型同軸コネクタは430MHzでも使える。