◆C
 
capacity / capacitor
 
コンデンサの容量であるキャパシティ(capacity)の記号。コンデンサ(capacitor)の記号。
◆C
 
country
 
カントリー(海外の国・地域)の略号。1998年1月17日、ARRLの諮問機関「DXCC 2000」が新ルールを制定、カントリーをエンティティに改称し、1998年3月31日に施行した結果、「カントリー」は「エンティティ」と表現することになった。
 
◆calling frequency
 
calling frequency
 
「呼出周波数」のこと。和製英語で「メインチャネル」(俗にメンチャン)といい、英語圏では「コーリング・フレケンシー」という。
 
◆Camel Back key
 
Camel Back key
 
「キャメルバック・キー」と読む。打鍵ノブを支えるレバーアームがラクダ(Camel)の背中のように湾曲した縦振れ電鍵。
 
CT Camel Back Deluxe Hand Key
 
 
 
◆CB
 
citizen band / citizens' band
 
免許が不要の市民ラジオを意味するシチズン・バンドの略号。アマチュア無線や業務無線が使っていない27MHz帯(26.968MHzや27.040MHzなど)を使い、市販の検定済み小型トランシーバを使って楽しむ市民バンド無線。「シチズン・ネット」(CITIZENet)というサイトでオンエアミーティングなどの交流情報を得ることができる。
 
◆Cfm
 
confirm / confirmed
 
「確認する」「確認した」を示す略号。「Wkd」「アワード・ランキング」を参照。
 
◆CH
 
channel
 
チャンネル(割り当てられた周波数)の略号。チャネルともいう。回路図でCHとあるのはチョークコイルの記号である。
 
◆Chirp
 
Chirp
 
電信の送信時、電鍵を操作するたびに送信周波数が僅かにずれる現象。小鳥が「チューチュー」鳴く声に由来する。
 
◆choppy
 
choppy
 
チョッピー。モールス符号にむらがあること。jerkyの項目も参照。
 
◆chrome
 
chrome
 
クローム。合金のひとつ。銀白色で堅くて錆びにくいので電鍵に盛んに用いられている。メッキにも用いられる。
 
CT91
 
 
 
◆circuit symbol
 
circuit symbol
 
「回路記号」。
 
抵抗(resistor)と可変抵抗(variableresistor)を表す回路記号
 
 
 
◆CM
 
commercial
 
コマーシャルの略号。アマチュア無線家が言うコマーシャルとは職業や仕事のこと。コマーシャル局というと放送局のこと。
 
◆CME
 
coronal mass ejection
 
「コロナ大量放射」のこと。。コロナ(太陽の“大気”)のガスや電磁波(主にX線)やプラズマを含んだ放射流が太陽風となって約1億5000万kmの旅をして地球へ押し寄せ、磁気嵐やオーロラの原因となる。「磁気嵐」「太陽風」を参照。
 
CMが地球へ旅をしているイメージ図
 
 
 
 ©SOHO/NASA
 
◆code element
 
code element
 
コードエレメント。モールス符号の一つひとつの符号要素。長点または短点。
 
 
 
◆code key
 
code key
 
モールス符号(Morse code)を打つための電鍵。
 
◆conversation
 
conversation
 
「会話」「交信」。
 
◆copy
 
copy
 
コピー。相手のメッセージを聞き取ること。またはモールス符号を書き取ること(copying)。これに対してモールス符号を聞き取ることをリスニング(listening)ということがある。
 
◆Control operator
 
Control operator
 
「コントロール・オペレータ」。アマチュア無線局免許の代表者から指名された運用従事責任者。
 
◆CQ
 
come quick / come quickly / call to quarters
 
シーキュー。不特定局を「各局、各局」と呼び出す符号。電信でも電話でも用いられている。CQの由来は諸説あり、「すぐ応答して」(come quick / come quickly)や、「各方位へコール」(call to quarters)などが有力である。
 
◆CQ
 
cubical quad anntena
 
キュービカル・クワッド・アンテナの略号。四角形のループ・エレメントを複数段持つビーム・アンテナ。パイプを用いなくても太めのワイヤーで製作できることからHF帯の自作アンテナとして人気がある。
 
 
 
◆CQ magazine
 
CQ Amateur Radio magazine
 
米国のアマチュア無線関連総合誌(CQ誌)。発行元は米国ニューヨーク州の「CQコミュニケーションズ社」(CQ Communications, Inc.)。1950年代に創刊された。2007年現在、Dave Ingram(K4TWJ)やJeff Reinhardt(AA6JR)、Ken Neubeck(WB2AMU)、Gordon West(WB6NOA)ら、多彩な執筆陣・編集長がアマチュア無線の話題を提供している。またスペインでスペイン語版(主に英語版からの翻訳)の「CQ Radio Amateur」を発行している。「QST」を参照。
 
2007年9月号の表紙
 
 
 
◆CQ誌
 
CQ ham radio magazine
 
1954年創業のCQ出版株式会社(通称はCQ出版社)(本社 〒170-8461 東京都豊島区巣鴨1-14-2 電話 03-5395-2111 )が発行、JARLが監修するアマチュア無線家向けの月刊誌。第一号は1946年9月にJARLの機関誌として創刊された。アマチュア無線や無線機器などに関する特集記事や新製品情報、テクニカル情報、機器やアンテナの自作記事、DX情報、コンディション情報、コンテスト情報、ローカル・トピックス、CQロータリーなどのコラム記事、アマチュア無線国家試験案内などが掲載されている。毎月19日に発売される。
 
 
 
◆CQゾーン
 
CQ Zone / WAZ Zone / CQ WAZ Zone
 
米国CQマガジン誌を発行しているCQコミュニケーションズ社が定めた区域割り。世界をゾーン1(アラスカなど)からゾーン40(アイスランドなど)の40に区切っている。日本や韓国はゾーン25に属す。同社が発行しているアワード「WAZ」(Worked All Zones)は、全てのCQゾーンのアマチュア無線局と交信してQSLカードを得ると獲得できる。「WAZゾーン」「CQ WAZゾーン」ともいう。本書の世界地図でわかるCQゾーンとCQゾーン・エンティティ・リストを参照。
 
◆CRT
 
cathode ray tube
 
カソード・レイ・チューブ(陰極線管)の略号。発明者の名から「ブラウン管」とも。無線機器や検査機器、テレビ、コンピュータなどのモニタは、CRTよりも薄くて消費電力の少ない液晶ディスプレイに取って代わられつつある。
 
 
 
◆CT
 
CT Ham Radio Devices
 
ウクライナ共和国と英国に拠点があるCTハムラジオデバイス社。熟練した機械工や手工芸職人を使って美しい製品を生産している。2004年4月にはデンマークの映画制作会社が同社のキャメルバック電鍵を撮影対象の小道具に採用している。CT社直営のAnthony Welsh。
 
CT社のハンドキー
 
 
 
◆CTCSS
 
Continuous Tone-Coded Squelch System
 
「トーン・スケルチ」のこと。特定の周波数の音色(トーン)を送受することによりスケルチが開いて交信が可能になるシステム。VHF帯などのハンディ機やモービル機でグループ通信をするときに、雑音なく静かに受信待機できるメリットがある。VHF帯などのリピータでも用いられている。PLトーン(Private Line tone)ともいうが、これは米国モトローラ社のトレードマークである。
 
◆CW
 
continuous wave
 
持続波。モールス通信の略称。CWが占有する一波当たりの周波数帯域は500Hzと非常に狭いため多くの局が交信できるうえ、小電力でもDX通信が可能である。
 
◆CW'er
 
CW'er / CWer
 
電鍵やコンピュータを使ってモールス符号で通信する電信オペレーターのこと。
 
◆CWフィルタ
 
CW filter
 
受信周波数に近接した周波数をカットしてCWの受信性能を高める電信用の狭帯域フィルタ。
  
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