し
◆シールド
shield
電磁波の回り込みやノイズなどの電気的干渉や妨害から物理的な伝送メディア(ケーブルなど)や電子回路や機器類などのデバイスを守るため、ケーブルやデバイスを金属の網で覆って電磁的・電子的に遮蔽すること。同軸ケーブルやSTPがシールド・ケーブルとして代表的である。大型の通信機器やシステム全体を守るため非常に大きな金属の網で覆うこともあるが、これをシールド・ルームと呼ぶことがある。
◆磁気嵐
magnetic storm
短波帯の電波通信が地球規模で困難になる「デリンジャー現象」(Dellinger effect)を引き起こす現象。原因は、太陽面で突発的に発生する爆発により太陽から荷電粒子が大量に飛び出し、約1億5000万kmを旅して地球の上空に達して電離層を乱すという。この状態は数分から数時間ほど続く。「デリンジャー現象」を参照。
太陽風を伴った「コロナ大量放射」(CME:coronal mass ejection)が地球へと旅をしているイメージ図
©SOHO/NASA
◆シグナル
signal
「信号」。「S/N」を参照。
◆シグナル・ストレングス
signal strength
「信号強度」。電信のRST(Readability, Strength, Tone)のS、または電話のRS(Readability, Strength)のS。
◆試験電波
test radio transmission / test signal transmission
テストやチェックや調整のために発射する電波のこと。試験中は「試験電波発射中」「testing transmitter」などと言う人もいる。
◆指向性
directivity / directional / beam directivity
アンテナやスピーカーから出る電波や音波のエネルギーの強さが方角によって異なる性質。またはアンテナやマイクが受ける電波や音波の強さが方角によって異なる性質。対語は「無指向性」。
◆指向性アンテナ
directional antenna
ビームアンテナやパラボラアンテナなどのように指向性を持つアンテナ。送信時は、少ない電力で、より遠くまで電波を飛ばすことができ、不要な方向に電波を飛ばさないメリットがある。受信時は、特定の方向の電波を強くとらえることができ、不要な方向からの混信を受けにくいメリットがある。半面、不特定方向への送信、不特定方向からの受信が難しいというデメリットがある。対語は「無指向性アンテナ」。「F/B」を参照。
◆指向性パターン
radiation pattern / directional pattern / antenna pattern/ far-field pattern
アンテナの指向特性を水平方向または垂直方向の電界強度(field strength)の分布で見たもの。またはその分布を示す幾何学的な分布図。ビーム・アンテナではフロント、両サイド、バックの各方位の電界強度に特徴が現れる。ダイポール・アンテナでは円錐曲線を描く。英語圏では「radiation pattern」と言うのが一般的。
水平分布の指向性パターン
◆私書箱
post-office box
地域の中核郵便局がおこなっている郵便物一時保管箱サービス(郵便受箱)。英語圏では「P.O.Box」と略し「ピーオーボックス」と読む。「P.O.B.」「POB」とも略す。
◆実効放射電力
effective radiated power
「実効輻射電力」ともいう。「ERP」と略す。送信機の出力の電力(パワー)ではなく、実際にアンテナ(一般的にはダイポール・アンテナ)から一定方向へ向けて輻射される電波の電力の強さのこと。送信機の出力から給電線の損失(ロス)を引き、アンテナの利得(ゲイン)を加えたものが実効輻射電力である。通信局、放送局、無線LANなどの送信電波の強さを示す。アイソトロピックアンテナで計測する実効輻射電力はEIRP(Effective Isotropic Radiated Power/ Equivalent Isotropic Radiated Power)と言う。
◆ジッター
jitter
電磁波的・電気的・物理的な変化に伴って信号に発生する不規則なゆらぎ。
◆時定数
time constant
「タイム・コンスタント」のこと。持続する時間の長さの定数。電気回路で、たとえばC(コンデンサ)とR(抵抗器)のCR回路では、時定数はCとRの積(T=C×R)(T=F×Ω)となる。「じていすう」とも「ときていすう」とも。記号は「T」または「τ」(ギリシャ文字)。
◆シフト
shift
「ずらす」「移す」という意味。「5kHz 周波数を上にシフトする」などと用いる。「ドップラー・シフト」(Doppler shift)はドップラー効果により音の高さや周波数がずれること。「キャリア・シフト」(Carrier Shift)はRTTYなどの通信で搬送波(キャリア)の周波数をずらすこと。「IF SHIFT」は中間周波数をシフトさせて混信を除去する機能。
◆シャーシー
chassis
無線機器などのセットを組み立てるための台や金属枠の呼称。「アルミ・シャーシー」はアルミ製の台で、自作派が多かった1960年代まで、むきだしのアルミ・シャーシーの上に真空管やコイルなどの部品を取り付ける工作が世界中のアマチュア無線家の間で流行した。フランス語の「枠組」に由来する。英語圏では「チャスィ」と発音する人もいる。
◆シャープ
sharp
CWフィルタの切れが良いことや、ビーム・アンテナの指向性が鋭いことなどに用いる表現。
◆ジャール
JARL / Japan Amateur Radio League
公益法人「日本アマチュア無線連盟」の日本読み(俗称)。アマチュア無線と国内外の科学技術・文化の健全な発展に寄与することを目的に、1926年(大正15年)に発足した。太平洋戦争でアマチュア無線は禁止されたが、1952年(昭和27年)に戦後初のアマチュア無線局が誕生した。1959年(昭和34年)に社団法人となる。1991年(平成3年)、日本アマチュア無線振興協会(JARD)を設立、同協会に開局・変更申請の保証認定業務や養成課程業務などが移管された。開局・変更申請の保証業務は2001年(平成13年)4月からTSS社がおこなっている。
◆弱電
weak electric current / weak current
(電気工学)に対して電子工学に関わること。対語は「強電」。強電が主として電源などの電圧が高い分野なのに対して、弱電は電圧が低い半導体や無線機器に関すること。
◆社団局
club station
クラブ局のこと。「クラブ局」を参照。
◆シャック
shack
「小屋」という意味だが、アマチュア無線では「無線室」(Ham Shack)の意味で用いられている。ハムシャック・ドットコムはアマチュア無線家のジョナサンとサラが作った趣味のサイト。
CW'erのN4EKVのシャック
◆ジャック
jack
プラグの差し込み口(メス)の総称。電話用のモジュラージャック。オーディオ信号用のピンジャック(RCAジャック)などがある。ちなみにメスの部品を英語で表現するときは「female」、オスの部品を英語で表現するときは「male」と言う。
◆ジャック・プラグ
jack plug
英語圏で「jack plug」というと、オスのプラグのこと。
ジャック・プラグ
◆ジャミング
jamming
通信や放送で他の電波や雑音の妨害を受けること。英語の無線用語である動詞の「jam」(放送や通信を妨害する)の動名詞。日本語の「混信」よりも狭義のニュアンスだ。
◆ジャンク
junk
「がらくた」のこと。アマチュア無線では、使えるかどうかわからない中古の無線機器やパーツ、米軍放出の未チェックの真空管などをいう。
◆ジャンパー
jumper
プリント基板に回路を巧く配線できなくなったときに用いるジャンパー線。「ショート線」「飛び越し線」とも。ハードディスクなどのパソコンの周辺機器で、工場出荷時の初期設定を変更するための小さなブロックも「ジャンパー」という。これは回路基板上にあり、微小なピンを抜き差しして設定を変更できる。
◆従事者免許
amateur radio operator license / amateur radio license / ham radio license
アマチュア無線従事者免許を「従事者免許」と略すことがある。日本では日本無線協会が実施する国家試験を受験して合格すると交付される。1990年の法改正以降は、第四級アマチュア無線技士(空中線電力10W以下の無線設備/CWを除く)、第三級アマチュア無線技士(空中線電力50W以下の無線設備)、第二級アマチュア無線技士(空中線電力200W以下の無線設備)、第一級アマチュア無線技士(空中線電力が1,000W以下の無線設備)がある。JARD(日本アマチュア無線振興協会)が養成課程講習会を開催し、法規や無線工学の授業をおこなっている。
アメリカではアマチュア無線従事者免許の試験は、FCCの職員ではなく、ボランティアのアマチュア無線家チーム(VEC:Volunteer Examiner Coordinator)がおこなっている。日本の第四級アマチュア無線技士に相当するのは「Technician」、第三級は「CW試験合格済みのTechnician, Novice」、第二級は「Advanced, General, Conditional」、第一級は「Amateur extra」。
◆周波数
frequency
電波や光、電流などが1秒間に何回、始点から終点へ周期的に振動(波動)するかの振動数が周波数。波動は、ゼロボルトから電圧が上昇し、プラス(正)の頂点に達すると今度は下降し始め、マイナス(負)の電圧の底に達すると今度はゼロボルトの位置へと戻り始める。波動の速度が速ければ速いほど(周波数が高ければ高いほど)、単位時間当たりに伝送できる波動サイクルの数が増える。単位はヘルツ、記号はHz。周波数は補助単位の接頭語を付けるのが普通で、たとえば1秒当たりのサイクルが1,000回だと1,000Hzではなく1kHz(キロヘルツ)と表す。同様に1秒当たりのサイクルが100万回だと1MHz(メガヘルツ)と表し、1秒当たりのサイクルが10億回だと1GHz(ギガヘルツ)と表す。なお、かつてはヘルツを「サイクル」(記号はc)と呼んでいた。「波長」を参照。
◆周波数帯
frequency spectrum
特定の範囲の周波数域。アメリカ人は spectrum という言葉をしばしば使う。
◆周波数偏移
frequency deviation / deviation
「frequency deviation」の日本語訳。搬送波(キャリア)に対してFM変調(周波数変調)をおこなうため、信号に応じて周波数を変化させること。コンピュータネットワークや携帯電話でデジタル信号をアナログ信号に変換する変調方式を「周波数偏移変調」(FSK)という。単に「デビエーション」とも。
◆周波数変調
frequency modulation / FM
略号は「FM」。AM(amplitude modulation:振幅変調)が搬送波(キャリア)の振幅を変化させて変調をかけるのに対して、FMでは搬送波の振幅を一定に保ちつつ周波数を変化させて変調をかける。FM型式はAM(振幅変調)に比べて広い帯域幅を必要とするが、受信時の雑音が少なく音質が安定しているため、ラジオのFM放送やテレビ放送の音声に用いられている。アマチュア無線では144/430MHz帯などのVHF/UHF帯の短距離音声通信でFM型式が愛用されている。
◆周波数弁別器
discriminator
周波数や位相を弁別する装置。「ディスクリミネータ」のこと。FM変調(周波数変調)で復調(周波数の変化を振幅の変化に変換)する目的で用いられている。俗称「ディスクリ」。
◆受信
receive
受信機で通信メッセージを受けること。受信する行為に免許は不要である。対語は「送信」。
◆受動衛星
passive satellite
地上局から受け取った電波を増幅したり送信し直したりする機能がなく、反射するだけの通信衛星。初期の通信衛星は受動衛星だった。対語は「能動衛星」。
米国で最初の受動衛星 ECHO-1
©NASA
◆受動素子
passive element
増幅作用や発振作用が無い回路素子。抵抗、コンデンサ、コイルが代表的な受動素子。
◆受動部品
passive part / passive parts
増幅作用や発振作用が無いパーツ。抵抗、コンデンサ、コイルが代表的な受動部品。
◆ショートコール
short call
日本で言うショートコールは、自局のコールサインも相手局のコールサインも1回しか呼ばないこと。英語圏で言うショートコールは、サフィックスがたとえば[W*φB]のように1文字のコールサインのものを short call sign と呼ぶことがある。
◆ショートパス
short path
海外のDX局と交信しているとき、電波が短い距離のパス(通り道)で届くのがショートパス、逆に地球の周りを遠回りして届くのがロングパス。パスの「ス」は th なので発音に注意が必要である。対語は「ロングパス」。
◆上級ハム
Advanced license for amateur radio operator
日本では1990年の法改正以降は、第二級アマチュア無線技士(空中線電力200W以下の無線設備)、第一級アマチュア無線技士(空中線電力が1,000W以下の無線設備)が上級ハムと呼ばれる。米国では、日本の第二級に相当するのが「Advanced, General, Conditional」、第一級に相当するのが「Amateur extra」である。
◆使用区分
Amateur Radio Band Plans
アマチュア無線向けに割り当てられた各周波数帯(アマチュア・バンド)のそれぞれにおける電波型式などのルール。「バンドプラン」に同じ。本書の「アマチュア・バンド」を参照。ハムバンドには使用区分(バンドプラン)がある。本書の「日本のアマチュア・バンド」と、本書の「米国のアマチュア・バンド」を参照。
◆常置場所
location of radio station
無線設備が常に置かれている場所。無線局免許状情報のひとつだが、家と車の両方で運用する局が移動中に「ホーム」といった軽い意味でも用いられる。
◆情報通信研究機構
NiCT / National Institute of Information and Communications Technology
独立行政法人のNiCT。「標準電波」(コールサインはJJY)を送信・運用していることで知られる。標準電波は「時間と周波数の標準」と「UTC(協定世界時)に基づくJST(日本標準時)」を国内外に知らせする目的でが運用している送信電波。長波帯のJJYでタイムコード(時刻情報)を送信している。送信する時間、周波数の標準と標準時の信号は、セシウムビーム型原子周波数標準器や水素メーザ型、実用セシウムビーム型原子時計群、人工衛星を使った国際時刻比較などを用いて非常に高い精度に保たれている。
◆消滅カントリー
deleted entities / deleted countries
かつてARRLが承認して存在していた「カントリー」(現在はエンティティと呼ぶ)が、政治的に併合されたりして消滅してしまった幻のカントリー。チベットの AC4 の例が有名である。本書の「抹消されたエンティティ」や「DXCC」を参照。
◆初級ハム
novice license for amateur radio operator
かつて日本では「電話級アマチュア無線技士」「電信級アマチュア無線技士」の従事者資格をそれぞれ初級ハムと呼んでいた。1990年の法改正以降は「第三級アマチュア無線技士」「第四級アマチュア無線技士」に変更されたため、現在では「第四級アマチュア無線技士」を初級ハムと呼んでいる。
米国では日本の第四級アマチュア無線技士に相当するのは「Technician」、第三級に相当するのは「CW試験合格済みのTechnician, Novice」である。
上級ハムを参照。
◆シリーズ
series
「直列」を参照。
◆シリアルナンバー
serial number
製造番号。電鍵の一部にシリアルナンバーが刻印されているものがあり、これにより製造年がわかるため、高級電鍵のコレクターたちはシリアルナンバーで相場を知る。
たとえばバイブロプレックスのバグキーの場合、シリアルナンバーが400番から1,286番の製品は1905年前後に製造されたと分かるので、程度が良いと数千ドルかそれ以上の相場で売買される。
バイブロプレックスのシリアルナンバーから製造年を知る。
◆シリコン
silicon
非金属元素の「ケイ素」のこと。記号は Si 。半導体の素材として広く用いられている。米国西海岸のサンフランシスコ湾岸地区の一角がシリコンバレーと呼ばれていることはあまりに有名である。この土地でトランジスタの共同発明者であるウィリアム・ショックレーがシリコンを素材としたトランジスタを開発し、フェアチャイルド社はトランジスタを集積したIC(電子集積回路)を発明した。
◆真空管
vacuum tube / radio valve
電子管の一種。ガラス管などの内部を高度に真空に近い状態にして電極を封入、発振や増幅や検波に用いるデバイス。1904年に英国の物理学者ジョン・フレミング(1849〜1945年)が二極管を発明したのを皮切りに、三極管、四極管へと高度化した。ラジオやテレビ、無線機などの電子装置に盛んに活用されたが、1950年代後半にトランジスタが普及し始めると一気に半導体化が進み、現在では真空管はアマチュア無線家やオーディオファンの一部に愛用されるに留まっている。
◆シングルパドル
single paddle
レバーが1枚のパドル。デュアルパドルと異なりスクイーズ機能が無い。
◆シングルバンド
single band
コンテストで「シングルバンド部門」とあれば、いくつかのアマチュア・バンドでおこなわれるコンテストのうち、そのバンドだけで参加して交信数を競うことができる。シングルバンド機は特定のバンドの運用だけができるリグ。デュアルバンドは二つのバンド、デュアルバンド機は二つのバンドで運用できるリグ。
◆シングルモード
single mode
CWやSSBやFMなどの電波型式(モード)が単一であること。144MHz帯のFMハンディ機はシングルバンド・シングルモード機である。
◆人工衛星
satellite / artificial satellite
地球などの惑星の周囲を慣性で周回する人工天体。人類初の人工衛星は旧ソビエト連邦のスプートニク1号(1957年10月に打ち上げ)。2007年10月4日に月周回軌道に入った月探査機「かぐや」(SELENE)も人工衛星である。多数の通信衛星が地球を公転しているが、軌道によって分類すると、低軌道衛星、中軌道衛星、静止衛星(同期衛星)の3種類があり、それぞれに費用や寿命や通信のしやすさなどで長所と短所がある。低軌道衛星、中軌道衛星、静止衛星、衛星通信、アマチュア衛星を参照。
米国の人工衛星 TELSTAR ©NASA
◆シンセサイザ
synthesizer
水晶発振子(クリスタル)に基本周波数を発生させ、極めて正確で安定した周波数合成をおこなう可変発振デバイス。昔のトランシーバはVFOでメインダイヤルを回して周波数を動かしていたが、近年のトランシーバは「PLLシンセサイザ」(Phase-Locked Loop synthesizer)と呼ばれる方式の可変発振回路で周波数を動かしている。
◆振幅変調
amplitude modulation
略称は「AM」。搬送波(キャリア)の振幅を変化させて変調をかける。FM放送以外の昔からのラジオ放送はAMである。アマチュア無線の世界では一時は両側波のAM型式が主流だったが、占有幅が大きくて混信が起きやすいことから、1960年代になってAMモードでSSBへの移行が始まり、現在のHF帯ではSSBが主流である。AM型式がその後も使われ続けた50MHzでも1975年ごろからSSBへの移行が始まり、現在ではSSBが主流となっている。
◆シンプレックス
simplex
通信用語で「単方向通信方式」(単信方式)のこと。二つの無線局が同一周波数を用いて、片方が通信し終わると「どうぞ」または「k」(−・−)と送信して代わる代わる交信する方式。この交信方法がアマチュア無線では一般的である。対語はデュプレックス(duplex)。シンプレックス方式は、ネットワークでは半2重(half-duplex)といい、一方が送信しているときには他方は送信できず受信状態になり、同時には送信ができない(または送信しない)通信方式のこと。双方が同時に送信できる方式は全2重通信(full duplex)という。
◆シンポコード
Signal strength, Interference, Noise, Propagation disturbance, overall Rating code
「SINPOコード」と書くことが多い。ラジオ放送の受信を趣味とするBCL(放送受信愛好者)用語のひとつ。受信電波の状態を以下の五項目について「SINPO=45544」などと数値で表す。BCLは1980年前後に一大ブームを迎えたが、その後は少しずつBCL人口は減少していった。
[信号強度](Signal Strength)
[混信の有無](Interference)
[雑音の有無](Noise)
[伝播障害の有無](Propagation Disturbance)
[総合評価](Overall Rating)